《清純のタリスマン/Pristine Talisman》はNPHに収録されているマナアーティファクトである。当初は全く注目されていなかったこのタリスマンであるが、ここのところ青系コントロールでの採用が目立ってきている。例えば、世界選手権2011ではこのカードを4枚積みした青白コントロールがStdで結果を残した。
・現スタンダードはどのような環境か
現環境は、ケッシグランプを除き、コントロールにとってやや厳しいものとなっている。今現在のビートダウンにおけるトップメタは青白系であり、その下に緑白と赤単が位置している。
青白の特徴は、乱暴に言ってしまえば、低マナ域の厄介なクリーチャーとカウンター、そして《ムーアランドの憑依地》である。そしてコントロールという存在を難しくしている一番の原因は後者の方にある。盤面の脅威を排除したとしても、今度はこの土地から出てくるクロックへの対処を迫られる。つまり、この飛行クリーチャーの存在によってライフレースを常に先手先手で進められてしまうのである。スピリットトークンが最後の一押しをする姿はいまや当たり前の光景だ。
・コントロールは何をするデッキなのか
土地の止まったコントロールは弱い。よく聞かれる話である。実際、典型的コントロールは、カウンターや除去などの確実に一対一以上の交換が見込めるカードで序中盤をしのぎ、高マナ域のアドバンテージを稼げるカードでゲームを決定づける。
現環境のコントロールも同様である。フィニッシャーには各種タイタンや《聖別されたスフィンクス》、《ワームとぐろエンジン》、《大修道士、エリシュ・ノーン》等のクリーチャー、《解放された者、カーン》等のPW、《白の太陽の頂点》等のスペルが採用されている。つまり、相手の脅威を対処しつつマナを伸ばすことが重要なのである。
・なぜ《清純のタリスマン/Pristine Talisman》が使われるのか
マナを伸ばすことは良いことである。特に、《聖別されたスフィンクス》や《白の太陽の頂点》《青の太陽の頂点》の存在により、一マナでも多く伸ばすことがアドバンテージに直結する。
しかし、マナを伸ばす手段は他にもある。例えば《旅行者の護符》や《太陽の宝球》、各種マナマイアや《真面目な身代わり》等である。そのなかから、なぜ《清純のタリスマン》が採用されるのか。
一時期、《ドルイドの物入れ》が一部のコントロールで使われていたことがあるのを覚えているだろうか。重要なのはライフを得ることができる能力にある。ライフゲインが赤単に対して有効なのは勿論であるが、青白ビートに対しても同様である。前述したように、青白の強さの理由の一つは《ムーアランドの憑依地》にある。ここから生み出されるパワー1の飛行クリーチャーを対処することが、フィニッシャーが着地した後での、ライフレースにおいて重要なのだ。
毎ターンもたらされる一点のライフは、パワー1のクロックを無力化したのと同義であり、仮に相手のクロックが無ければ、ライフを安全圏へと戻してくれさえする。青白ビートと赤単を合わせると環境の4割近くになる今、これは大変有効な能力なのだ。また、対コントロールにおいてはマナを伸ばせるという事実が大事である。
・現スタンダードはどのような環境か
現環境は、ケッシグランプを除き、コントロールにとってやや厳しいものとなっている。今現在のビートダウンにおけるトップメタは青白系であり、その下に緑白と赤単が位置している。
青白の特徴は、乱暴に言ってしまえば、低マナ域の厄介なクリーチャーとカウンター、そして《ムーアランドの憑依地》である。そしてコントロールという存在を難しくしている一番の原因は後者の方にある。盤面の脅威を排除したとしても、今度はこの土地から出てくるクロックへの対処を迫られる。つまり、この飛行クリーチャーの存在によってライフレースを常に先手先手で進められてしまうのである。スピリットトークンが最後の一押しをする姿はいまや当たり前の光景だ。
・コントロールは何をするデッキなのか
土地の止まったコントロールは弱い。よく聞かれる話である。実際、典型的コントロールは、カウンターや除去などの確実に一対一以上の交換が見込めるカードで序中盤をしのぎ、高マナ域のアドバンテージを稼げるカードでゲームを決定づける。
現環境のコントロールも同様である。フィニッシャーには各種タイタンや《聖別されたスフィンクス》、《ワームとぐろエンジン》、《大修道士、エリシュ・ノーン》等のクリーチャー、《解放された者、カーン》等のPW、《白の太陽の頂点》等のスペルが採用されている。つまり、相手の脅威を対処しつつマナを伸ばすことが重要なのである。
・なぜ《清純のタリスマン/Pristine Talisman》が使われるのか
マナを伸ばすことは良いことである。特に、《聖別されたスフィンクス》や《白の太陽の頂点》《青の太陽の頂点》の存在により、一マナでも多く伸ばすことがアドバンテージに直結する。
しかし、マナを伸ばす手段は他にもある。例えば《旅行者の護符》や《太陽の宝球》、各種マナマイアや《真面目な身代わり》等である。そのなかから、なぜ《清純のタリスマン》が採用されるのか。
一時期、《ドルイドの物入れ》が一部のコントロールで使われていたことがあるのを覚えているだろうか。重要なのはライフを得ることができる能力にある。ライフゲインが赤単に対して有効なのは勿論であるが、青白ビートに対しても同様である。前述したように、青白の強さの理由の一つは《ムーアランドの憑依地》にある。ここから生み出されるパワー1の飛行クリーチャーを対処することが、フィニッシャーが着地した後での、ライフレースにおいて重要なのだ。
毎ターンもたらされる一点のライフは、パワー1のクロックを無力化したのと同義であり、仮に相手のクロックが無ければ、ライフを安全圏へと戻してくれさえする。青白ビートと赤単を合わせると環境の4割近くになる今、これは大変有効な能力なのだ。また、対コントロールにおいてはマナを伸ばせるという事実が大事である。
コメント
何も考えずにパクりデッキで遊んでました
リンクさせて頂きました
遅くなりましたが、こちらもリンクさせて頂きます。
タリスマン、いいですよね。
僕もグリクシスコンに採用していますが、赤単相手に消耗戦になった末に火力で削りきられるなど、せっかくコントロールしたのに押し切られることがなくなったので重宝してます。
リンクさせて頂きました。
リンクありがとうございます。
タリスマンは、メタゲームの面白さを表した良い例ですね。